翻訳~時系列まとめ~
私が「翻訳者になろう」と思ってから現在までを時系列にまとめてみました。
これから翻訳者を目指して勉強しよう!と思われてる方のため、ちょっとでも参考になれば嬉しいです♪
教材は私が色々使ってみて、ここでこれを勉強するといいなーと思うお勧めのものを載せています。
スタート前:たまたま夫の知り合いの有名な投資家の方に、資料を日本語に訳してほしいと頼まれる。翻訳経験なんてほとんどなかったけれど(業務の一部で医療診断書の翻訳はやってた)、やってみたら想像以上に楽しかった!
それからしばらくして当時コントラクターとして登録してたアメリカの会社が買収される。
いつどうなるか分からないから、かねてから興味のあった医薬翻訳を勉強しよう!と行動に移すことに。
【ポイント①】翻訳の学習を始める前に、もし英語力に自信が無く、復習から始めたいという方にお勧めの教材です。(紹介記事はコチラとコチラ)
★English Grammar in Use
世界中の英語の授業で使われてるという、文法本の王道中の王道。イラストがたくさん入っていて分かりやすい。学習→問題集の繰り返しで身につきやすい!(イギリス英語版とアメリカ英語版があります。イギリス英語版をお勧めする方が多いですが、日本の翻訳業界では特に指示がない限りアメリカ英語を使うので、アメリカ英語の教材で勉強してもいいかもですね!ちなみに私はイギリス英語版を使ってます。)
★ロイヤル英文法―徹底例解:日本語で勉強したい方へはコチラがお勧めです。
★一億人の英文法 ――すべての日本人に贈る「話すため」の英文法(東進ブックス)
:これはツイッターで話題になっている、日本で1番分かりやすい文法書を言われているものです。kindle版がないので、私も次回帰国時にチェック予定!
★英文法大全:ネットで無料で文法の復習をしたい方向け
★マンガでわかる冠詞
アマゾンはコチラ→ネイティブはこう使う! マンガでわかる冠詞 [ネイティブはこう使う!]
楽天はコチラ→ネイティブはこう使う!マンガでわかる冠詞 [ ディビッド・セイン ]
私は実際に翻訳(英訳)を始めてみて、「あ~やっぱり冠詞がダメだわー」と実感したので、冠詞を徹底的に基礎から学び直してます。(できれば基礎翻訳の学習前にやっておいた方がいいと思います)
この本は英語ネイティブの方が、冠詞(the・a/an・無冠詞)が変わるだけで同じ文の意味がどうかわるのか、という視点から正しく冠詞を使う重要性を分かりやすく説明されています。
スタート:通信講座で基礎翻訳コースを受講開始!
【ポイント②】翻訳を全く学んだことがない方は、まずは「翻訳とはなんぞや?」ということろから勉強することをお勧めします。
私は、「学校で習った直訳と翻訳の違い」「翻訳でも分野によって変わる表現方法」「スタイルガイドとはなんぞや?」というところから学べたので、翻訳基礎講座から取って良かったと思ってます。
【ポイント③】アメリア入会
これは、強くオススメします。コチラの記事でも紹介していますが、仕事探しだけでなく、スキルアップのためのツールが豊富で、翻訳者デビューする前はもちろん、した後も役に立つ情報満載の翻訳ネットワークです。
4ヵ月後:基礎翻訳コース修了
【ポイント④】翻訳の基礎を学んだところで、復習用に使うならこの教材がお勧めです。(紹介記事はコチラ)翻訳の基礎についてだけでなく、プロになった時の仕事の受注から納品までの流れも説明してあり、かなり役に立ちます。
もちろん、独学の方には是非お勧めしたい1冊です!
この後1ヶ月間、日本でバカンスを楽しむ。
【ポイント⑤】 医薬翻訳の講座に入る前に、医学のバックグラウンドがない方は、医学の基礎の学習を!全く医学の知識がない方にお勧めの教材です。(紹介記事はコチラ)
★好きになるシリーズ
アマゾンはコチラ→好きになる解剖学 Part2 (KS好きになるシリーズ)
楽天はコチラ→好きになる解剖学part 2(part 2) (好きになるシリーズ) [ 竹内修二 ]
医学の勉強、と一言で言ってもそれはそれは膨大な量だし、いきなり専門書を手にとっても、まず専門用語が分からないと挫折してしまいます。この「好きになるシリーズ」は、イラストがたくさんあって、初心者にも分かりやすく書いてあるので、まずはこれで医学を好きになるところからのスタートをお勧めします。
★『新版 からだのしくみカラー事典 ― 人体のすべてを部位別にくわしく解説』
↑これはかなりオススメ!各器官の解剖、生理、代表的疾患がまとめてあり、カラフルな図も多くてとても分かりやすい!
★看護学校でも基礎看護で専門用語からしっかり勉強するので、書店で看護師向けの教材を探してもいいかもしれないですね!
↑解剖学、生理学、病理学、薬学、統計学などから入るといいかな?と思います。
★MRのテキストもすごく良いらしいですよ!
コチラのサイトから購入できます!→MR認定センター
★ネットで医学を学ぶ:ある程度基礎知識がある方へはコチラ↓がお勧め!
MSD Manual Professional Edition
【ポイント⑥】更に医薬翻訳の中でも需要の多い治験について知識を深めておくと、その後の学習内容がすんなり頭に入ってくると思います!
まずはコレ!業界について、詳しく知ることができます!
★お勧めサイトはコチラ→治験翻訳入門
★ 医療系の用語集などに関してはコチラの記事も参考にしてみてください。
★ その他の必読資料に関してはコチラの記事も参考にしてみてください。
5ヵ月後:翻訳プロフェッショナルコース(英→日、医学・薬学)受講開始
8ヵ月後:翻訳プロフェッショナルコース(英→日、医学・薬学)合格点で修了
【ポイント⑦】医薬の英訳を始める前に絶対に絶対に読んでおいた方がいいお勧めの教材!!(紹介記事はコチラ )
★薬事・申請における英文メディカル・ライティング入門 I改訂版
★薬事・申請における 英文メディカル・ライティング入門 IV
注:2018年11月現在、Ⅲが売り切れのようですが、アマゾンなどをチェックして絶対に手に入れられることをお勧めします!(書店で注文した方が早いかもですね!)
それから、コチラもお勧め!(紹介記事はコチラ)
★英文校正会社が教える 英語論文のミス100
アマゾンはコチラ→英文校正会社が教える 英語論文のミス100
楽天はコチラ→英文校正会社が教える英語論文のミス100 [ エディテージ ]
断言します!目からウロコです!!!医学英文を書くに当たり、日本人が間違えやすいポイントをそれはそれは詳しく説明してあります。私が大の苦手とする冠詞についても、医学文書ではどう扱うのか説明してあって、もうこれは私のバイブルです!
8ヵ月後:翻訳プロフェッショナルコース(日→英、医学・薬学)受講開始
11ヵ月後:某翻訳会社のトライアルに応募→英日医薬翻訳者として登録(うれし~)
【ポイント⑧】この度、翻訳以外にも校正もさせていただくことになり、改めて日本語の校正力をつけるために勉強中。(紹介記事はコチラ)
【ポイント⑨】日本語の文章力に関してはコチラ↓もオススメ!これはツイッターで紹介されていた本で、「元の文」と「改善後の文」を図にしてあるので分かりやすい!私も買いました!
12ヵ月後:翻訳プロフェッショナルコース(日→英、医学・薬学)受講修了
1年2ヵ月後:登録してから3ヵ月後にはじめて翻訳編集のお仕事をいただく!睡眠時間4時間で頑張った!
1年7ヵ月後:未就学児がいてしばらく仕事ができなかったけど、末っ子の娘がようやくエコール入学、お仕事スタートしました。
まだまだ頂く案件は少ないですが、一つ一つ丁寧にお仕事して、少しずつ頂けるお仕事の量が増えたら嬉しいな、と思ってるところです♪
現在の登録会社:6社
実際に取引のある会社:3社