サプライズがいっぱい中国駐在ライフ(その1)
と、いう訳で(どういう訳かご存知ない方は昨日の記事へ~!)、急遽中国は北京に駐在することになったわけですが、当時の私は中国に関して何も、本当に何も知らなかった。
社会主義国。
中国語話す。
隣の国。
今、めっきめきに経済成長してる。
↑この位の知識しか持たず、また事前に学習もせず(というかする暇なかった)中国に上陸。
ここで、「海外、特に発展途上国で働きたい方」へ、アドバイス的なことを一つ。
海外で働く際、①駐在員として行くのか②はたまた現地採用で働くのか
で、人生は大きく変わります。
会社によって条件は変わると思いますが、海外駐在と現地採用では収入をはじめとする待遇面に天と地ほどの差があるということを是非、念頭に入れて就職活動をしてください!!
現地採用の場合、現地中国人と同じ(か少しマシ)程度の賃金しかもらえず、家賃や生活費、保険なども自己負担になる場合が多いと思います。
現地の人と同じくらいの給料がどのくらいかというと・・・
当時、もう10年くらい前ですが、中国人の中でもエリート(英語も話せる)看護師で、海外医療搬送にも付き添いできるレベルで、月給5~6万位でした。
で、話は戻り、私が中国に上陸したのは夜、暗くなってからでした。
夜景だけみるとすごく都会的で、「へ~、中国って日本とあまり変わらない!!」と、ウキウキしたのを覚えています。
見えないって素敵(うふ)
赴任から最初の3ヵ月間はなんと・・・・
高級ホテル暮らし!
すげーーーー!駐在すげーーーーーー!!!!
お給料はこれまで手にしたことないほど高額だったし、渡航費(帰国の費用も)、年に1回の帰省費用、家賃、保険代、医療費など全て会社持ち、という、そりゃーもう「勘違いも甚だしい」ほど天狗になっても仕方ない好条件でした!!
ホテル住まいの最初の3ヵ月でマンションを探し、決まり次第引っ越し・・・
ということでとりあえず高級ホテルから始まった中国ライフ。
そりゃ、高級ホテルだもの・・・
快適で極まりない!!!!!
毎朝「朝食チケット」をもらい、高級ホテルで頂く朝食・・・。
夢の様○´艸`)
あ~~~~ん、私、こんな贅沢な暮らししちゃて、いいの~~~~~??
という幸福感が続いたの・・・
最初の1週間位。
人間、急に生活レベルは変えられないようにできてるのか・・・
1日3食の外食で病んでいく心。
(↑お昼と夕食は自己負担)
あぁ・・・・・卵焼きとご飯だけでもいいから普通のご飯が食べたい・・・
そう思ってボスに相談すると・・・
同じホテルのキッチン付きのお部屋に変更してくれたんです(・艸・*)え?いいんですか?
何よ・・・・やっぱり・・・
駐在員サイコーーーーーーーーー(๑˃̵ᴗ˂̵)و.
そんなわけで、スーパーで食材買って、自炊をする生活を開始!!
やっと、何だか地に足のついた生活が始まった気がしたのでした。
勤務も開始し、同時に始まったマンション探し。
なんと・・・・勤務時間内にドライバー付で不動産屋さんがお迎えに来てくれ、見学に行っていいよ~という感じ。
そこで連れていかれるマンションはどこも「外国人専用高級マンション」で、最終的に私が選んだのは・・・
受付に24時間スタッフがいて・・・
外国人とお金持ちの中国人(俳優さんもいた)しか住んでなくて・・・
マンション内にジム、プール、スーパーもあって・・・
外に出ると常にタクシーが停まっていて(タクシーは初乗り100円くらいだった)・・・
っていう、贅沢極まりないと・こ・ろ(☄ฺ♛ฺˌ̫̮♛ฺ)ウフ
そんな夢のような駐在生活・・・・
は、そう長くは続きません( ꒪⌓꒪)
海外留学なんかすると、韓国人とか台湾人の方々って、何となく日本人と近いところがあって仲良くなりやすいと思うのですが・・・・
日本人と中国人・・・・同じアジア人なのに、こうも違うのか!!!!?????
ここから始まるサプライズがいっぱいの中国駐在ライフ。
2年後に帰国した時には「ほぼ鬱」という状態まで追い込まれた中国ライフ・・・
続きは「その2」で~
余談ですが・・・・私は仕事をしていたのでそこまで張り切って贅沢はしてないのですが、駐在員の奥様がたはとても満喫されてた方が多いように感じました。
中国ではアイさんと呼ばれるメイドさんが安く雇え(私も勧められたが断った)、家事の一切と育児の一部はアイさん任せ。専用ドライバーまで雇い、ご主人がストレスまみれで働いてる間は優雅に習い事(うふふ)という方も多かった。
帰国直前になると・・・
「しばらく道路横断してないから(ドライバーいたから歩いてない)日本に帰ったらちゃんと自分で渡れるか心配~~~~~きゃぴっ」
という上級者までいて面白かった(。→ˇ艸←)プククッ
発展途上国に駐在すると、色んな便利なサービスを安く使えるので、ついつい「自分は大富豪」と勘違いしがち・・・。
帰国後の生活とのギャップを考えるとほどほどに抑えておくのが良いかと思います。