つまり、やっぱり語学力は身を助ける!
どうもどうも!
フランスは只今朝の5時。
強風が吹き荒れ、目が覚めてしまいました。
さて、昨日「フリーランスが大変だと思う理由」という記事を書きましたが、オッと、言い忘れていたことが一つ!
最大の欠点は・・・
収入が安定しない!
これに尽きる。
今日仕事があっても明日あるか分からない。
おまけに失業保険とかボーナス、退職金もないので、自分が病気になって仕事できなくなったら途端に困ってしまう。
そんなわけで、「じゃあ、どうすればいいのか?」
日本の企業だってブラックとかあるし、特に「子を持つ親」にとってはお世辞にも働きやすい環境とは言えないニッポン社会。
フランスから家族で日本に移住した友達も愚痴ってました。
「少子化、少子化とかいうけど・・・・色んな制度ができようが、そもそも社会がそれを受け入れる器になってない(怒)」
大好きなニッポン。いつか家族で移住したいと思ってるニッポン。
ですが、私たち家族の1番のネックになっているのがこの「子育て世代が働きにくい社会」なのです。
残念ながらヨーロッパでは「日本って働き過ぎて過労死する国でしょ?」というイメージを持っている人も多い。
実際私も病院ナースをやってる時は、夜勤やって、そのままバタバタ帰れずに気が付いたらお昼・・・とかいうことも多々ございました。
フランスはどうかと言うと、ま~自由!
そもそもフランス自体がサラリーマンが少ない国でして、特に企業がパリなどの大都市に集中している関係なのか、南仏は個人事業主が凄く多いです。
個人でビジネスをやってる人は、いわゆるフリーランサーですが、休んでる人、休んでない人さまざま。
私が住むところは観光地で、レストランやお土産屋さんがとても多いのですが、彼らは多くの人が思う様な「ヨーロッパ人はバカンスたくさんあって良いよね~」みたいな生活は送っておりません。
働いた分が収入になるので、休んでない人はホント、休んでない。(←ほーらね、やっぱフリーランスって結構大変)
で、ある日「お金が貯まったから今後は南の国で暮らす」とか言ってパタっといなくなったりする。
が!フランスで企業に勤めてる人はどうかと言うと・・・
パラディ(パラダイス)
まあ、税金が高いので、お給料は・・・っていう所も多いのですが、それを除けば、(またはしっかり勉強してソコソコの会社に就職すればお給料は日本よりかなり良い)夏に1ヵ月のバカンス、年末に2週間のバカンス、更に祝日の多い5月は半月位しか働いていなく、しかも夫の会社に至っては金曜日は半勤!!!!
更に、「子どもがいるから」という理由で肩身の狭い思いをすることは一切ナシ。
そもそも、日本ってどうしてこんなに「子ども」と「子どもがいる家族」が厄介者扱いされる社会になったんだろうか。
みんな昔は子どもだったのに。
未来を背負うのは子どもたちなのに。
こちらでは「子どもは希望」「子どもの声は「あふれる生命力」」として、歓迎されるし、子どもがいるからといって暮し難さを感じることはほとんどありません。
もちろん、格式の高いレストランや、映画館、マンション暮らしの上下関係などなど、気を使わなくてはならない所はありますが、それ以外の多くのところでは周りの人が自然と助けてくれ、話しかけてくれ、子どもがいるからって必要以上に肩身の狭い思いをすることはほぼありません。
不便なところも多いですが、この点では「フランスで子育てできててラッキー」と思うのです。
そんな「特に子育て世代」には暮らしにくい、働き難いイメージのあるニッポン。
最近は少しはマシになってますか?
是非教えてきただきたい!
情報お待ちしてます!
で、話は戻り、子育て世代でなくてもやはり「残業が多い」「会社の付き合いで仕事以外の時間もつぶれる」など、ライフワーク・バランスの取れ難い企業が多い(今は変わったのかしら?)なか、ではどうすればもっと自由に生きられるのか?
そこで私がオススメするのが外資です!
と言っても私も外資の全てを知り尽くしてる訳ではないので、「私のところはそーじゃない!」と言われる方もおられるとは思いますが・・・少なくとも私の経験では、外資方がずっと条件がいい!そう思います。
外資が良いと思う理由
①収入が多い
例えば・・・・Indeedという求人サイトで同じ職業の求人検索をやってみると・・・
日本とアメリカでは、結構な差がございます(都市にもよるけど、全体的にアメリカがいい感じがする)。
IT関連企業に関しえ言えば、日本では年収1000万だと「わ~ぉ」となるのに対し、アメリカ・シリコンバレーでは年収4000万とか!!!!!
私自身も日本、シンガポール、フランス、アメリカの企業で仕事をしてきて、海外企業の3社は日本企業(私の場合病院)と比べると2~3倍近くの収入の差がありました。
全てではないにしても、外資の方が労働条件が良い場合は多いと思います。
②残業が少ない
日本にある外資で働いていた時は残業はちょっとあったのですが(でも驚くほどたくさん手当が出た)、海外で働いた時は残業はほぼしませんでした。(管理職の時はやりましたけど、それでも少ない)
それはナゼなのか??
ズバリ・・・・
時間内に仕事を終わらせることが出来ない人は「無能」とみなされるからデス!
外資の多くの企業で「何時~何時:作業内容」みたいなレポートを書かされていました。(いやこれ、この時間が無駄じゃね?って思ってましたが・・・)
それほど効率の良い働き方が求められます。
③無駄な上下関係、無駄な仲間意識がない
「これはこうやった方が効率が良い」など、意見があったら新人だろうがなんだろうが堂々と発することができる。それを受け入れる上司の器があるし、言ったからってその後の関係が壊れることもそう無い。
日本だと「自分は仕事終わったけど、先輩がまだだから手伝おう」とかあるけど(いや、素晴らしいとは思うけど)、海外はこれ、あまりない。
非情なほどに手伝ってなんてくれない。
自分の仕事は自分が責任もってやる。けど、他人の仕事は我関せず、的な。
そーいえばインターナショナルクリニックで働いてた時、私のデスクの電話が鳴り続けている(明らかに患者さんから)のに誰も取ってくれなくてブチ切れた経験が!
その時、私は別の患者さんの対応中で電話を取ることができなかった。
周りにはぼっけ~と座ってる中国人、フランス人、ドイツ人スタッフ。
「いや、お前ら、これ、私の仕事だけど、電話くらい取ってくれ!」「取って「ちょっとお待ちください」くらい言ってくれよ!」と。普段穏やかジャパニーズがぶっち切れたもんだから、みんな凍り付いてた。
今となっちゃいい思い出(ふふ)
そこで日本の求人広告を見て「何だこれ(怒)」と思うこと。
労働時間:8時~17時(うち休憩1時間)
残業少な目!残業は月20時間でライフワークバランスもしっかりとれます(☄ฺ♛ฺˌ̫̮♛ฺ)ウフ
ココ↑ココ↑!!!!!!!いや、「(☄ฺ♛ฺˌ̫̮♛ฺ)ウフ」とは書いてないけーれーどー、そもそも残業ありきの求人広告を出してる時点で・・・・ニッポンよ・・・・って思ってまう。っていうか・・・・20時間もプライベートな時間を搾り取られてるのに「少な目」って・・・・どーゆーことですか?
④プライベートと仕事のメリハリがハッキリクッキリ!
これ、1番好きだった!海外では「家族が1番」という考えが普通なので、お父さんが仕事の付き合いで飲んで遅く帰ってくる、ということはほぼありません。
誘われたら大体家族で参加する。
それで面白かったのが、東京の外資にいた時、気が付いたら誰か結婚してたり、誰がどこ出身でそこの大学出たかみんな知らなかったり、気が付いたら誰か海外に旅行行ってたり・・・これらのことを会社に邪魔されることなくできる環境、これ好きでした。そして「あ、そー言えば昨日まで香港いたんですけど~」「え?そうなの?」みたいな。そんな会話が楽しかった。
⑤有給は取って当たり前のもの!
でしょ?そーでしょ?体調悪くて休んだら有給で消化・・・とかじゃなーくーてーーーー!!!!!有給ってそもそも「取るため」のものでしょ?
取れない有給なんてただの求人広告を華やかに見せるお飾り止まりじゃーーーーい!!!
と、いう訳で、これまで色んな国の会社で働いて来た経験から私が一押しする外資ですが、そりゃ厳しい面もたくさんございます。
外資が厳しいと思うところ
①実力主義。
実力がなかったらサラッと切られる。もうそりゃー無情なほどに。
東京の外資にいたころ、これで大好きな上司を2人ほど失いました(涙)
ゴール設定時の面接や、匿名での評価などなど、ドキドキするイベントも多々あった。
でも・・・・このゴール(今期の目標的な)設定の面接の際に、一度日本の上司じゃなく、フランス本社から社長さんが来られて、「今期は社長と面接です!」と言い放たれた時があった。
「え?マジで????マジでーーーーー???」走る動揺・・・・ざわめく社内・・・
が・・・
そのフランス人社長との面接で1番に聞かれたこと・・・
「プライベート・ライフは楽しめてますか?」
「はい(゜∀゜)?」←一瞬恐ろしく英語の聞き取り能力が低下したかと思った。
が、社長曰く、「仕事ばかりでプライベートをおろそかにするな。好きな時間、自由な時間があってこそ、仕事の楽しさを感じることができるのだ」と。
あなた、神ですか(・艸・*)?
↑ふぉーりんらぶ寸前
そんなわけで、しっかり実力社会なので、厳しいことは厳しいのですが、意地悪な厳しさではなかったし、成長できたことも多々あったので、また次回の就職では外資!と心に決めているのです(○'艸`*)
そこでやっぱり思うのは「語学をやってて良かった!!!!」
言葉の壁がなくなると日本の外資だけでなく、海外の仕事も視野に入れることができる。
特にアメリカなんてremote work が普通に受け入れられているので、条件さえ合えば日本からアメリカの会社の仕事に就くことも可能だと思います。
試しに是非、「remote work」「work from home」+ 「Japanese speaker」とかで検索してみてください!
結構出てきます。アメリカの企業!
というわけで、何はともあれ、本当に語学が好きでラッキーだと改めて思う今日この頃なのでございます。
さて・・・長くなってしまいましたが・・・
今週末は寒空のなか、ペンギンさんを見に行く予定です!
みなさまも素敵な週末をお過ごしください(◍˃̶ᗜ˂̶◍)ノ"