私が医療通訳検定受験を止めた本当の理由。
どうもどうも、こんにちは!
フランスに住みながら、義理母がスウェーデン人なので「スウェーデン風クリスマス」を毎年過ごしてるのですが、先日のスウェーデン人会クリスマス市に引き続き、こちらも毎年恒例の「スウェーデン料理のレストランでランチの食材ショッピング」へ行って来ました!
スウェーデン料理、って日本ではあまり馴染みがないと思うのですが、日本人好みのものが結構あると思います!
特にシーフードが好きな人は、スウェーデンに行ったら大興奮するのではないか、と思います!
強いえ言えば・・・・何でも結構味が濃い(塩辛い?)ので、小さな子どもと行くと食べられるものが少ないかな?という感じ。
で、昨日頂いて来たものは・・・
↑これ、スウェーデン料理に欠かせないパン!クリスマスの時期はスパイス(?)で香り付けしてあるパンが出てきて、もうこれだけで大興奮です!(ちなみに、このパンはタダで出してくれるところが多いと思います)
この香りで「クリスマスを感じる」。いかに母親、または家庭で料理を作る人の文化が、その人の記憶(季節のイベントなど)に影響を与えるかが分かりますね!
ちなみに我が子たちは私が日本人なので、ホッとする食事は「日本食」のようです。
スウェーデンにいると、滞在中後半は「おにぎり食べたい・・・・」って言ってます(スウェーデンは、日本人にとっての米が「芋」)
続いてコチラは前菜。
↑スウェーデンと言えば「エビ」ってくらい、どこのレストランでも見かけます。「あ、IKEAで食べた!」という方も多いのでは??
ちなみに、スウェーデンでは多くのレストランで「エビサラダ」を食べることができるのですが、エビの量はこの写真の10倍くらい!もうエビ祭です!!
エビ好きの人は是非スウェーデンへ!
そして、メインはサーモン。いつもは焼いてあるものを食べるのですが、今日は暖かかったのでスモークサーモンにしました!
最後にデザート!
パンケーキの上にキャラメルソースが乗っていて、更にメイプル風のシロップがかかっていたのですが・・・・・ルックスより10倍くらい甘かったです( ̄x ̄;)←思わずテーブルにあった塩を舐めて甘さを帳消しにする私と義理父・・・
レストラン情報!
コートダジュール地方にご旅行、またはお住まいの方は是非!
さて!なぜか翻訳、でもプログラミング、でもなく「医療通訳」でここに訪れる方が多いので、ちょっと今日は「私が医療通訳検定を受けなかった理由」を書きたいと思います。
結論から言うと・・・・
日本で医療通訳者になっても食べて行けないから!
です(怒)
ちなみに・・・・同じ医療に関わる通訳でも、医学会の通訳はベテランしかアサインされず、報酬も通訳業のなかではトップクラス、と聞きます。
で、こちらの本↓でも触れてあるのですが・・・・「通訳」という職業のなかでは断トツに条件の悪い「医療通訳」
まず、「ボランティア」での募集が非常に多い!
これに驚きです!
だって、医療通訳って・・・・・命に係わる通訳でしょ?
最近日本に在住する外国人が増えたからか、有償化する動きもチラホラ見えてはきてるのですが・・・・それでも報酬が安すぎ(怒)
ただでさえ安いのに「交通費込み」だったりすると、手元に残ったの1000円以下?とか、そんな世界ですよ?
ちなみに海外だと「医療通訳」はキチンとした報酬をいただける立派な専門職、というポジションのものも多いです。
なんでもかんでも「ボランティア」って、先進国じゃ日本だけなんじゃ??って思ってしまう。
で、これまた不思議なのが、こんなに条件の悪いポジションなのに高いお金を払って猛勉強する方々の多さ!
果たしてこの努力されてる方たちの「努力をした結果得られた技術」をタダで搾取していいものなのか?
「医療通訳ボランティア募集!」広告を出してる方々に是非、考えていただきたい!
そして、「報酬安くても受けます!」という方にも・・・・
その行為がこの職業の地位を上げる妨げになっていることを分かっていただきたい。
「ボランティアでなんとか間に合ってる状態」なのに「高い報酬を払って雇おう」とはならないですから・・・・。
それに・・・医療通訳って結構拘束時間も長いでしょ?
大きな病院だと待ち時間だけで午前中つぶれるし、通訳準備(勉強)や移動時間も考えると、時給に換算して数百円?下手すればそれ以下ですよ・・・涙
「遣り甲斐」だけでやってたけど、もう体力の限界。辞めます!って言う人もたくさんいらっしゃいます。
医療通訳、とてもとても大事な仕事だし、「ちょっとした勉強」では絶対にできるレベルのものではないので、このポジションがきちんと報酬を得られる職業、として成り立つことを心から望みます!
ちなみに・・・・
医療通訳をやりたい人がやらなければいけないこと。
まずは最低限の医学の知識は絶対に絶対に必要です!
通訳や翻訳において、きちんと訳せるかどうかって「どれだけその分野に精通しているか」、が大きく左右すると思います。
ただ英語が得意!なだけでは絶対に無理。
厚生労働省から出てるテキストや、医療通訳検定でも解剖学などが試験内容に含まれてす。
元々医学の知識がある人ならいいのですが、そうでない場合はそこからの勉強となるので、結構な勉強量ではないかと思います。
しかも、医療系の参考書は高い!医学事典、医療英語辞典も高い!
それでもやりたい!と言われる方は・・・
参考サイトとして、コチラ⇩のサイトを是非活用してみてください!
ちなみに・・・・
医療通訳を雇うよりも自社のスタッフを教育した方が効率がいい、ということで、病院スタッフに英語教育をされる医療機関も増えてきたようです。
私もその方が効率がいいと思います。
医療従事者なら「既に医学の知識がある」訳なので、スタッフで「英語が得意」な人を教育し、必要な時だけ通訳として稼働させる、というのは1番無駄が少ない気がします。
どちらにしても、医療通訳を使う側の人には、「医療通訳が簡単にできる仕事ではない」ということを、もっとキチンと理解していただけたら・・・・そう思います。
さて!今、フランスは朝の4時・・・・
夫婦ともども寝れずにいます。(1度寝たけど目が覚めた)
WHY?
I・MO・TA・RE・・・(*ノωノ)キャ
いや、昨日レストラン行った帰りにスタバに寄り、更に帰りが遅かったので夜ピザを食べたらこのありさま・・・・
今日は子どもたちを義理両親に預けて夫婦でショッピングなので、そろそろ寝たいと思います!
ショッピング・・・言ってもそんなワクワクしたものではないんですよ・・・
子どもたちのクリスマスプレゼントを買いに・・・です。
でも、毎年25日の朝起きて「le Père Noël est passé!!!!!!!(サンタさん、来た!!!)」と大興奮する子どもたちの姿を見るのが楽しみすぎてついつい散財してしまう・・・
親ってそんなものでしょ?
では、これから二度寝しま~す!
みなさまも素敵な日曜日をお過ごしください(◍˃̶ᗜ˂̶◍)ノ"